意外に思われるかもしれませんが住宅ローンは、各金融機関
が提供するローン商品の中でも異質な存在なのです。
なんといっても最長で35年という長期間に渡ってたった一桁台
の金利で実際に一般の人達がお金を借りることができるのは、
住宅ローン商品くらいのものです。
同じローン商品でありながらオートローンや無担保ローンなど
のローン商品は借り入れ期間が極端に短いにも関わらず金利
が数十％という高い水準にあります。
実際にこのような高い金利が設定されているローン商品を利用
しながら我々のような一般人がマンションや戸建住宅のような
高額商品を購入することは到底できません。
ですので、ローンを利用する場合には金融機関側から非常に
高い信用度が求められるわけです。
しかし、ここ数年でローン商品が加速的に一般に浸透したこと
によって、ローン商品を提供する金融機関側も一時と比べれ
ばかなり大らかな状態にあります。
反対に住宅ローンを利用する側も敷居が低くなったことにより、
住宅ローンを特別なものとは捉えていないのが現状です。
住宅販売市場が大きく低迷したことから様々な支援策が実施
されたことにより、住宅ローンに対する規制が緩和されたこと
も大きな要因となっています。
事実、借り入れ期間も最長で35年まで拡大されることになった
わけですが、今現在50年期間で借り入れができる住宅ローン
が登場し話題を集めています。
もっとも、現状では一般的ではありませんが、今後経済規模が
より縮小に向かう可能性があるだけに、親子2代3代で支払う事
が当たり前の世の中になるのかもしれません。
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